このごろお腹の調子がよくなくてネットでお通じについて検索していると、近頃「下剤ダイエット」が流行っている?みたいな記事が目に付いた。要は下剤をバンバン飲んで腸の中にある重たい不要物を出しちゃおう、ということらしい。「危険です」とコメントがたくさん寄せられていた。そう、本当に危険。経験者は語る。

大学生のころ、その「下剤ダイエット」に大はまりした。今に比べて体重は5kg以上少なかったのだから十分痩せ体形だったのに、友だちと自分を比べて痩せなきゃと焦っていた。運動があまり好きでないので毎日のジョギングなどには考えが及ばず、ただ飲んで出すだけというお手軽?な方法を自分で考え出したのだった。

毎回の食事の後に必ず下剤を飲む。初めてしばらくはスルリと排便できて体重も1kg、2kgと減っていた。が、段々減らなくなってくる。食べた量より多くは排便できないので当然の事なのだが、真っ只中にいる自分は焦って下剤を少しづつ増やしていく。それでも減り方は微々たるもの。下剤を飲み始めて半年位経った頃には、一回に飲む下剤の量は規定量の倍近くになっていた。

当然のことだが、その頃私の体はボロボロになっていた。めまいや貧血はもとより、生理が止まってしまった。味覚もおかしくなりぐっすり眠れなくなった。それでも体重の変動にしか関心がなかった私は自分が健康なつもりで、20歳の記念にと立ち寄った献血車で身体の危険な状態を指摘された。最初の簡単な検査がすんだところで、これは献血どころではない、あなたは病人だからすぐに病院に行きなさいと。そのあとのことはあまり覚えていないが、そこで私の下剤ダイエットは終わった。生理が来るようになるかがお医者様の一番の心配どころだった。実際ちゃんと来るまでに一年半以上かかってしまった。

みなさん、やみくもな下剤ダイエットは本当に危険ですよ。健康な体が一番大事。